首都圏若者サポートネットワーク運営委員会(委員長 宮本みち子)は、若者の伴走者支援に特化した助成制度「若者おうえん基金」の第5回公募選考の結果、東京都、神奈川県、埼玉県での活動13件(12団体、1里親)へ総額20,470,000円の助成を決定いたしました。
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首都圏若者サポートネットワーク運営委員会は、児童養護施設や里親家庭など、なんらかの事情があって公的な支援のもとで育った子ども・若者たちが、社会のなかでみずからの力を発揮して生きていくことを応援する民間のネットワークです。子ども時代につらい経験をした若者たち、そして彼らに寄り添って伴走型の支援をおこなう伴走者たちを、市民や民間団体の力を集めてサポートしていきます。
このたび、24件(20団体)、47,390,948円の応募があり、有識者5名から構成する選考委員会による選考の結果、若者支援に取り組む下記の団体へ助成を決定しました。
○伴走支援枠選考結果
計:8,200,000円
名前 | 採択金額 | 法人住所(都道府県) |
一般社団法人 SSネット 自立援助ホーム エスポワール |
¥1,500,000 | 神奈川県 |
養育里親 中村寛志 | ¥750,000 | 神奈川県 |
社会福祉法人わかくさ会 児童養護施設若草寮 |
¥750,000 | 東京都 |
一般社団法人コンパスナビ | ¥750,000 | 埼玉県 |
一般社団法人アマヤドリ サポート付きシェアハウスアマヤドリ |
¥1,500,000 | 神奈川県 |
特例認定NPO法人子ども支援センターつなっぐ | ¥1,500,000 | 神奈川県 |
特定非営利活動法人 夢舞台 自立援助ホーム 夢舞台 |
¥700,000 | 埼玉県 |
社会福祉法人スマイルの仲間たち 自立援助ホーム クリの家 |
¥750,000 | 埼玉県 |
○先駆的実践枠選考結果
計:12,270,000円
名前 | 採択金額 | 法人住所(都道府県) |
認定特定非営利活動法人みらいの森 | ¥1,170,000 | 東京都 |
特定非営利活動法人フェアスタートサポート | ¥3,000,000 | 神奈川県 |
特定非営利活動法人育て上げネット | ¥2,700,000 | 東京都 |
特定非営利活動法人サンカクシャ | ¥3,000,000 | 東京都 |
一般社団法人青草の原 れもんハウス |
¥2,400,000 | 東京都 |
○伴走支援枠助成事業詳細
一般社団法人 SSネット 自立援助ホーム エスポワール |
自立援助ホーム入居者、退所者への伴走。自立生活のための住居費用や生活補助等の費用を助成する。
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養育里親 中村寛志 |
里親家庭で育った措置解除者への伴走。大学への進学に必要な学費等を助成する。
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社会福祉法人わかくさ会 児童養護施設若草寮 |
児童養護施設出身者への伴走。現在在学中の専門学校の学費等を助成する。
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一般社団法人コンパスナビ |
少年院出院者や児童養護施設退所者等への伴走。自動車免許取得のための費用や、就労に向けた支援のために必要な費用を助成する。
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一般社団法人アマヤドリ |
身内からの暴力被害から逃れてきた者など、支援が必要な若者複数名への伴走。関係機関と連携しながら、継続的に相談に乗り、受診同行など、継続的にサポートをしていく活動に助成する。
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特例認定NPO法人子ども支援センターつなっぐ |
児童養護施設等退所者に加え、18歳を過ぎて虐待を逃れてきた者など、 保護が必要な児童・若者複数名への伴走。学費等の進学支援を中心に、他、生活支援、就労支援の費用を助成する。
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特定非営利活動法人 夢舞台 自立援助ホーム 夢舞台 |
自立援助ホーム退所者への伴走。就労定着、高卒認定取得等に向けて伴走する活動に助成する。
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社会福祉法人スマイルの仲間たち 自立援助ホーム クリの家 |
自立援助ホーム入所者への伴走。通信制大学の学費等を助成する。
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○先駆的実践枠助成事業詳細
認定特定非営利活動法人みらいの森 |
みらいの森プログラム卒業生の『卒業生ネットワーク構築プログラム』を実施。スタッフや同窓生と交流できる定期イベントや 、1 対 1 やグループでの面談、メッセージでのサポートなどを行う。
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特定非営利活動法人フェアスタートサポート |
社会的養護から 18 歳で就職自立を目指す入所児童、退所した若者に対し、キャリア教育から就職相談対応、就職後のアフターフォローまでのキャリアサポート伴走支援を提供。
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特定非営利活動法人育て上げネット |
少年院を出院する若者の更生自立に伴走する事業。社会的な養護・支援が必要な若者(主に 10代・20 代)に対して、[1]生活支援事業、[2]相談支援事業、[3]伴走支援事業、[4]ネットワーク事業、[5]アドボカシー事業の5 つを柱とした伴走支援事業を実施。
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特定非営利活動法人サンカクシャ |
親からの虐待や家が居場所ではないなどの影響で、居場所がない若者とつながり、夜の間安心して過ごすことができる居場所を提供し、孤立を防ぐ取り組みを行う。また、公的支援が止まってしまう夜間の若者の実態や支援ニーズを本事業を通じて可視化し、課題を普及啓発や政策提言も実施。
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一般社団法人青草の原 れもんハウス |
様々な生い立ちの中での傷つきにより生きづらさを抱えている若者などに、安心できる場と他者との出会いをつくっていく。「れもんハウス」を拠点に専門職だけではなく、地域の人々が、子どもや若者、親子を支えていけるような事業スキームを整え、他自治体への広がりもあるようなモデルとしていきたい。
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制度の概要
名称 | 若者おうえん基金 |
実施運営 | 首都圏若者サポートネットワーク運営委員会 |
主旨 | 若者おうえん基金助成は、社会的養護の下に暮らす(暮らした)方をはじめ、社会生活が困難な状況に置かれている若者を支援する伴走者をサポートする目的の助成事業です。 上記の若者への支援を、埼玉県、東京都、神奈川県内で行う「伴走者」を対象に、「若者おうえん基金」から助成金の給付をおこないます。 伴走型支援の経費補助を目的とした「伴走支援枠(上限150万円)」と、より広範な支援事業の補助を目的とした「先駆的実践枠(上限300万円)」の2つの助成枠を設けています。 |
応募方法 | 公募方式(募集期間:2022年 9月1日 ~ 11月30日) |
※第5回若者おうえん基金申請書類フォーマット
説明資料(募集要項等)
選考について
【 一次審査 】 書類選考 【 二次審査 】 面接
選考委員が下記の評価基準で採点評価を行い、その点数を踏まえて、選考委員の合議の上で決定しました。
必要性
信頼性
妥当性
伴走性(寄り添い)
先駆性(先駆的実践枠のみ)
【 選考委員会 】
委員長 小木曽 宏 氏(東京経営短期大学)
委員 朝比奈ミカ (中核地域生活支援センターがじゅまる)
伊藤由理子 (生活クラブ連合会)
岡本正 (弁護士)
日野原雄二 (特定非営利活動法人埼玉県相談支援専門員協会)