首都圏若者サポートネットワーク運営委員会(東京都港区、委員長 宮本みち子)は、若者の伴走者支援に特化した助成制度「若者おうえん基金」の第4回公募選考の結果、東京都、神奈川県、埼玉県で活動する16団体(19件)へ、総額29,387,620円円の助成を決定いたしました。
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首都圏若者サポートネットワーク運営委員会は、児童養護施設や里親家庭など、なんらかの事情があって公的な支援のもとで育った子ども・若者たちが、社会のなかでみずからの力を発揮して生きていくことを応援する民間のネットワークです。子ども時代につらい経験をした若者たち、そして彼らに寄り添って伴走型の支援をおこなう伴走者たちを、市民や民間団体の力を集めてサポートしていきます。
このたび、25件(48,030,120円)の応募があり、有識者5名から構成する選考委員会による選考の結果、若者支援に取り組む下記の団体へ助成を決定しました。助成が決定した団体には、これからも中長期的に、若者の就労を後押しする新たな体制づくりや支援の仕組みを考え、更なる発展に取り組んでいただきたいと考えております。
・伴走支援枠
8件、 8,227,620円
No. | 法人施設名 | 助成内容 | 都道府県 | 助成金額 |
1 | 一般社団法人Masterpiece | 学費・家賃等の生活支援。定期面会相談等 | 東京都 | 1,500,000円 |
2 | 特定非営利活動法人DV対策センター | 運転免許取得支援等2名 | 神奈川県 | 600,000円 |
3 | NPO法人子ども支援センターつなっぐ | 住居一時金、生活支援等8名 | 神奈川県 | 1,500,000円 |
4 | NPO法人一粒の麦 自立援助ホーム マラナ・タ ハウス |
遠方のため訪問支援を行う費用等 | 東京都 | 475,000円 |
5 | 一般社団法人アマヤドリ ステップハウスアマヤドリ |
若者支援制度の空白にいる18歳以上の若者に対する自立支援資金(複数名) | 神奈川県 | 1,496,000円 |
6 | 豊島子どもWAKUWAKUネットワーク | 住居一時金、家賃支援等 | 東京都 | 512,300円 |
7 | 一般社団法人 若草プロジェクト | 大学進学に向けた支援等 | 東京都 | 760,000円 |
8 | 特定非営利活動法人 日向ぼっこ | 大学院生活に伴う生活支援 | 東京都 | 1,384,320円 |
・先駆的実践枠
11件、 21,160,000円
No. | 法人施設名 | 助成内容 | 都道府県 | 助成金額 |
9 | 認定特定非営利活動法人みらいの森 | 【継続事業】リーダー実習プログラム参加の施設退所者向け卒業生ネットワーク構築プログラム | 東京都 | 1,440,000円 |
10 | 特定非営利活動法人フェアスタートサポート | 【継続事業】社会的養護で暮らす、暮らした子供たち向け就職相談、就労体験などのキャリア教育 | 神奈川県 | 1,760,000円 |
11 | 認定NPO法人育て上げネット | 社会的養護・支援が必要な少年院出院者に相談支援、生活支援などの伴走を行う | 東京都 | 3,000,000円 |
12 | NPO法人 子どもセンター・ピッピ | 子どもシェルター。主に10代後半の女性を保護し衣食住を提供 | 埼玉県 | 2,400,000円 |
13 | 一般社団法人Hygge 自立援助ホームhome |
プレハブ小屋による支援拠点を設置し、学習支援、自立支援、コミュニティカフェ開設を行う | 神奈川県 | 2,371,600円 |
14 | NPO法人子ども支援センターつなっぐ | 虐待や暴力被害から逃れ生活している若者に対し、中長期にわたりアウトリーチに支援を行う | 神奈川県 | 3,000,000円 |
15 | NPO法人すみれブーケ | ケアリーバー向けシェアハウスの基盤整備、自立支援等 | 東京都 | 1,046,400円 |
16 | NPO法人DV対策センター | 男子向け虐待被害者向けシェルターの運営。常駐の支援員とカウンセリング支援 | 神奈川県 | 1,500,000円 |
17 | 一般社団法人アマヤドリ ステップハウスアマヤドリ |
支援制度の空白にいる18歳以上の若者に対する伴走型相談事業と一人暮らしの見守り支援事業 | 神奈川県 | 2,392,000円 |
18 | 一般社団法人 あまいろソーシャル・オフィス | 児童養護施設の子どもへ退所後の関係性作り。退所者等の若者向けソーシャルワーク | 東京都 | 750,000円 |
19 | 一般社団法人青草の原 れもんハウス(賃貸の一軒家で施設ではない) |
新宿の拠点で、困難を抱える若者向けに居場所支援、学習支援などを実施。 | 東京都 | 1,500,000円 |
制度の概要
名称 | 若者おうえん基金 |
実施運営 | 首都圏若者サポートネットワーク運営委員会 |
主旨 | 若者おうえん基金助成は、社会的養護の下に暮らす(暮らした)方をはじめ、社会生活が困難な状況に置かれている若者を支援する目的の助成事業です。 そのような若者への支援を、埼玉県、東京都、神奈川県内で行う「伴走者」を対象に、「若者おうえん基金」から助成金の給付をおこないます。 伴走型支援の経費補助を目的とした「伴走支援枠(上限150万円)」と、より広範な支援事業の補助を目的とした「先駆的実践枠(上限300万円)」の2つの助成枠を設けています。 |
助成総額 | 29,387,620円円 |
応募方法 | 公募方式(募集期間:2021年 9月1日 ~ 11月30日) |
選考について
【 一次審査 】 書類選考 【 二次審査 】 面接
選考委員が下記の評価基準で採点評価を行い、その点数を踏まえて、選考委員の合議の上で決定しました。
必要性
信頼性
妥当性
寄り添い
先駆性(先駆的実践枠のみ)
【 選考委員会 】
委員長 小木曽 宏 氏(東京経営短期大学)
委員 朝比奈ミカ (中核地域生活支援センターがじゅまる)
伊藤由理子 (生活クラブ連合会)
岡本正 (弁護士)
日野原雄二 (特定非営利活動法人埼玉県相談支援専門員協会)